「インハウス(in-house)」という言葉をIT業界やクリエイティブ業界で耳にすることが増えていませんか? 最近では、フリーランスや代理店勤務ではなく「企業の中で働くこと(=インハウス勤務)」に魅力を感じている人が増加しています。本記事では、インハウスについて、わかりやすく解説します。

1. インハウスの概要
インハウスとは?
「インハウス」とは、企業が外部に委託せず、自社内で業務を行うスタイルを指します。 たとえば、以下のような部門がインハウス化されることが多いです:
・Web・アプリの開発・運用チーム
・社内向けITシステムの管理部門
・広告・ブランディングのクリエイティブチーム
・コンテンツ制作・SNS運用・マーケティングチーム
つまり、「内製化」がキーワード。外注と比較すると、スピード・コスト・柔軟性の面で多くの利点があります。
インハウスと外注の違い
2.インハウスの職種
インハウス勤務には多様な職種があります。ここでは代表的な4つを紹介します。
・インハウスエンジニア(社内SE)
社内の業務システムやWebサービスを開発・保守するエンジニア。外部サービスとの連携や、社員の要望に応じたカスタマイズなども担当します。
主なスキル: JavaScript, PHP, Python, インフラ構築, Git, Docker
・インハウスデザイナー
自社サービスのUI/UX設計、LP・バナー制作、ブランドガイドライン作成などを担当。外部のクライアントワークではなく、自社ブランドに集中できる点が大きな魅力です。
主なスキル: Figma, Photoshop, Illustrator, HTML/CSS
・インハウスコンテンツ担当(ディレクター/ライター)
ブログ記事、ホワイトペーパー、マニュアルなど、テキストコンテンツを社内で制作・管理。SEOとの連携やブランディング視点が求められます。
主なスキル: WordPress, SEO, コピーライティング, CMS操作
3.インハウスで働くメリット・デメリット
メリット
・一貫性のある仕事ができる
プロダクトやブランドに長期的に関わることで、深い理解と責任を持って仕事ができます。
・ワークライフバランスが整いやすい
外部クライアント対応がないため、納期のコントロールがしやすく、残業が少ない傾向にあります。
・チーム連携が強い
同じ企業内で働くため、他部署との連携やフィードバックがスムーズ。継続的改善にも強みがあります。
・コスト意識が高まり、成長につながる
限られた社内リソースで最大の効果を出すため、業務効率化や技術の選定に工夫が必要です。
デメリット
・ 技術的な刺激が少ないことも
外注やスタートアップのような最新技術に触れる機会が少ない場合もあります。
・ キャリアパスが限定されがち
組織の構造上、昇進やスキルアップの機会が限られることもあります。
・ 開発環境が古いケースもある
セキュリティや社内ルールの制約で、技術選定が自由でない場合があります。
4.インハウスの仕事さがしのポイント
応募書類・ポートフォリオの工夫
・自社の事業内容を踏まえた提案型ポートフォリオを作成
・クライアントワークではなく、自社プロダクトを改善する視点をアピール
・「改善提案が得意」「他部署との連携経験あり」など、社内向けスキルを明確に伝える
企業選びのチェックポイント
・インハウス比率(社内完結率が高いか)
・自社サービスの将来性・技術スタック
・開発環境やツール(自由度があるか)
・部署の規模と裁量の大きさ
インハウスは、単に「社内で働く」というだけでなく、自社に深く関わり、安定的に長く働きたい人にとって最適な選択肢です。特にIT・Web系で自社プロダクトを持つ企業では、インハウスチームの存在が不可欠です。自分の専門スキルを「内側」から最大限に活かすためにも、転職活動やスキルアップを通じてチャンスを掴んでいきましょう。
著者: Trang Admin
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