私たちの日常では、「インターネットで検索する」「Webサイトを見る」などの表現を当たり前のように使っていますよね。でも実は、「Web」と「インターネット」は同じ意味ではなく、それぞれ明確な役割と仕組みがあります。本記事では、IT初心者の方でもわかりやすいように、Webとインターネットの違いを図解と具体例を交えて解説していきます。あわせて、インターネットの仕組みや、Webページが表示されるまでの流れについてもやさしく紹介しますので、「なんとなく知ってる」から一歩進んで「きちんと理解している」状態を目指しましょう!

- 1. 1. Webとインターネットは同じもの?まずは違いをざっくり説明
- 1.1. インターネットとは?
- 1.2. Webとは?
- 2. 2. インターネットの仕組みとは?IP・ルーター・DNSを簡単に理解
- 2.3. IPアドレス(インターネットの住所)
- 2.4. ルーター(ネットへの入口)
- 2.5. DNS(名前から住所へ変換)
- 3. 3. Webの仕組みとは?HTTP・ブラウザ・HTMLの役割
- 3.6. HTTP(通信のルール)
- 3.7. ブラウザ(見るためのアプリ)
- 3.8. HTML(Webページの骨組み)
- 4. 4. どうやってWebページが表示される?リクエストの流れを見てみよう
- 5. 5. Webはインターネットの一部?図で見る構造の関係性
- 5.9. インターネット上の主なサービス:
- 5.10. 構造のイメージ図:
1. Webとインターネットは同じもの?まずは違いをざっくり説明
インターネットとは?
インターネットは、世界中のコンピューターやネットワークをつなぐための巨大な通信インフラです。いわば「情報が行き交う高速道路」のような存在。
Webとは?
Web(World Wide Web)は、インターネットの上で動いている一つのサービス。私たちが普段見ているニュースサイト、SNS、ブログなどはすべてWebに分類されます。
2. インターネットの仕組みとは?IP・ルーター・DNSを簡単に理解
インターネットが「情報の高速道路」なら、そこに必要なのは次の3つの仕組みです。
IPアドレス(インターネットの住所)
IPアドレスは、ネットワーク上の機器一つ一つに割り振られた番号(住所)です。これがあるおかげで、正確に情報を届けることができます。
たとえば:
192.168.1.1 や 8.8.8.8 のような数字
ルーター(ネットへの入口)
ルーターは、家庭や職場の複数の機器をインターネットにつなぐハブのような機器です。 「Wi-Fiルーター」がその代表で、スマホやパソコンをネットにつなぐ橋渡し役をします。
DNS(名前から住所へ変換)
私たちは「www.google.com」といった名前でWebサイトにアクセスしますが、コンピューターはそれを理解できません。
DNSは、こうしたドメイン名をIPアドレスに変換するシステム。言い換えれば、「電話帳」のような存在です。
3. Webの仕組みとは?HTTP・ブラウザ・HTMLの役割
Webの仕組みには、主に次の3つの要素が欠かせません。
HTTP(通信のルール)
HTTP(Hypertext Transfer Protocol)は、WebブラウザとWebサーバーが通信するためのルールです。
たとえば、あなたがブログを開くと、ブラウザが「このページちょうだい!」とサーバーにHTTPリクエストを送り、サーバーがHTMLデータを返してきます。
ブラウザ(見るためのアプリ)
Chrome、Safari、Firefoxなどのブラウザは、Webページを表示するためのソフトウェアです。
HTTPで受け取ったHTMLやCSSを、画面上にきれいに整えて表示してくれます。
HTML(Webページの骨組み)
HTML(HyperText Markup Language)は、Webページの中身を構成するマークアップ言語です。
文章、見出し、画像、リンクなどを「ここにこう表示してね」と指定する役割があります。
4. どうやってWebページが表示される?リクエストの流れを見てみよう
では実際に、あなたがWebページを開いたとき、どのようなやりとりが裏側で行われているのでしょうか?
一連の流れはこんな感じ:
・ブラウザにURL(例:https://example.com)を入力
・DNSがそのドメイン名をIPアドレスに変換
・IPアドレスを使ってWebサーバーにHTTPリクエストを送信
・WebサーバーがHTMLファイルを返す
・ブラウザがHTMLを解析して、Webページが表示される!
[あなたのブラウザ]
↓ HTTPリクエスト
[Webサーバー(IPアドレスで接続)]
↓ HTMLレスポンス
[画面にWebページが表示される!]
このように、Webページが表示されるまでには、インターネット上でいくつものやりとりが行われているのです。
5. Webはインターネットの一部?図で見る構造の関係性
Webは、インターネットの一部にすぎません。他にもさまざまなサービスが同じインフラ上で動いています。
インターネット上の主なサービス:
・Web(ブログ、SNS、ECサイトなど)
・メール(Gmail、Yahooメールなど)
・ファイル転送(FTP)
・音声通話(VoIP):LINEやSkypeなど
構造のイメージ図:
[インターネット]
├─ Web(ブラウザで見る)
├─ メール(送受信)
├─ FTP(ファイル転送)
└─ VoIP(音声通話)
つまり、Webは「インターネットで使えるサービスの1つ」にすぎないということを、ぜひ覚えておいてください。
いかがでしたか?「Web」と「インターネット」は似ているようでまったく異なる概念であり、インターネットは通信のインフラ、Webはその上で動く情報サービスの一つだということがわかりました。また、IPアドレス、DNS、HTTPなどの仕組みを知ることで、Webページが表示される裏側の流れも理解できたのではないでしょうか。これらの基礎知識を身につけることで、今後のインターネット利用がより安心・安全になり、ITリテラシーもぐっと高まります。今後も身近なITの「なぜ?」を一緒に紐解いていきましょう!
著者: Trang Admin
キーワード: Web, インターネット, 違い, インターネットの仕組み, IPアドレス, DNS, HTTP, ネットワーク, 初心者向け
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